ズワイガニ22匹窃盗疑い、70代男性逮捕「まさか開店前に堂々と盗まれるとは」鳥取・境港

鳥取県境港市でベニズワイガニ22匹を盗んだとして、鳥取県警境港署は6日、窃盗の疑いで米子市の自称魚介類販売業平川相龍こと尹相龍容疑者(76)を逮捕した。尹容疑者は「買ったカニだ」と容疑を否認している。

逮捕容疑は5日午前7時から7時40分ごろ、境港市の鮮魚直売所「境港おさかなセンター」内の冷蔵庫から、発泡スチロール3個に分けて入れてあったベニズワイガニ22匹(計約3万9500円相当)を盗んだ疑い。

当時、店内は午前9時の開店時間前の準備で忙しい時間帯で、仲卸業者や一般客で出入りが多かった。目撃証言などから尹容疑者が浮かび上がったという。

ベニズワイガニは9月1日から漁解禁。今シーズンは燃料費の高騰などもあって、末端価格は昨年比で2~3割高となっており、今回のベニズワイガニは500グラム前後のサイズで1匹1200~2500円だったという。関係者によると、3箱のカニは料亭など3軒に届けるために箱詰めされ、冷蔵庫内に保管してあったという。

6日はホンズワイガニ漁が解禁され、7日が初競り。カニの漁獲量日本一の境港としてはこれからがカニ商戦本番を迎える。

盗難の被害を受けた店舗では「気をつけていたが、まさか開店前に堂々と盗まれるとは想像もしていなかった。こんなことがないように注意したい」と話した。【寺沢卓】