【囲碁】“上野姉妹初対決”始まる 愛咲美女流立葵杯vs梨紗二段、藤沢女流名人への挑戦権争う

上野愛咲美女流立葵杯の先手で始まった上野梨紗二段との姉妹対決(日本棋院提供)

囲碁の上野愛咲美女流立葵杯(21)と上野梨紗二段(16)の姉妹初対決が7日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた第34期博多・カマチ杯女流名人戦挑戦者決定リーグ戦で実現した。先手後手は事前に決まっており、黒番(先手)は姉。4日までは、藤沢里菜女流本因坊(女流名人=24)との挑戦手合5番勝負を戦っていた。こちらは3連敗で挑戦を退けられている。気持ちを切り替えて名人リーグ初戦に臨む。対する白番(後手)の妹は初のリーグ入り。予選B→Aと勝ち上がってきた。

藤沢女流名人への挑戦権を争うこのリーグは、7人総当たり。1回戦で対局がなかった牛栄子扇興杯(23)を除き、すでに初戦で前期挑戦者の仲邑菫三段(13)が謝依旻七段(32)、名人獲得経験者の張栩(ちょう・う)九段の妻でもあるベテランの小林泉美七段(45)が鈴木歩七段(39)をそれぞれ下している。

囲碁界の姉妹棋士は5組。杉内寿子(かずこ)八段(95)本田幸子七段(故人)楠光子(てるこ)八段(83)の3姉妹、三村芳織(かおり)三段(41)長島梢恵三段(38)向井千瑛六段(34)の3姉妹と、万波佳奈四段(39)奈穂四段(37)姉妹、上野姉妹、張栩・小林泉美夫妻の娘の張心澄(こすみ)初段(16)と心治(こはる)初段(12)。このうち、杉内・本田・楠の3姉妹と、万波姉妹、向井はタイトル獲得経験者。

過去のタイトル戦での姉妹対決も5例ある。女流鶴聖戦では1983年(昭58)に杉内が本田、翌年楠が本田に勝った。また、女流本因坊戦では83年に楠が本田、84年に本田が楠、85年に楠が本田をそれぞれ下した囲碁界では姉妹棋士が5組いる。

上野姉妹も将来、こんな頂上対決の日が来るのか、今から楽しみでもある。

持ち時間は各3時間。7日夕方には決着の見込み。