自民党の石破茂元幹事長は15日、都内のホテルで開いたセミナーで講演し、今年7月に凶弾に倒れた安倍晋三元首相への思いを語った。
「いろんな思いはあるが、静かにお見送りをし、ご家族の平和をお祈りする気持ちは、皆さま方と変わるものではない」とした上で、「ただ1つ、残念なのは、安倍さんは本当は憲法改正で何をやりたかったのかということを聞く機会が、永遠に失われたことであります」と述べた。憲法改正を持論とした安倍氏と、論議を戦わせたかったとの思いをにじませた。
石破氏は2012年、2018年の2度、自民党総裁選で安倍氏と戦うライバル関係にあったが、いずれも敗れている。2012年12月発足の第2次安倍政権においては、自民党幹事長を約2年、地方創生担当相を約2年務めた。
石破氏は「今年のはじめに、こんな日本になると思った人はだれもいなかった。参院選は7月10日。前々日の8日に安倍総理が、ああいう風な形で突然、生涯を閉じられた。誰も、そんなことが起きるなんて思っていなかった」とも述べ、安倍氏の突然の死を悼んだ。