歌舞伎町の「ハウル」小川被告急死から一夜「トー横」広場には花束、手を合わせる少年少女らの姿

少年少女が集まる東京・歌舞伎町の「トー横」の様子(撮影・沢田直人)

東京・歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる広場で「ハウル・カラシニコフ」と名乗り、10代の少女にみだらな行為をしたとして逮捕、起訴されていた小川雅朝被告(33)の急死が判明してから一夜明けた16日、小川被告を知る少年少女らからは驚きの声が上がった。

小川被告は逮捕前に、トー横の広場で、炊き出しや清掃活動などのボランティアをしていた。広場の一角には花束が手向けられ、酒やコーヒー、線香が供えられていた。手を合わせる少年少女らもいた。小川被告を知るという20代の男性は「炊き出しでペペロンチーノを作ってくれたり、表の一面しか知りませんがいい人でした」と話した。その上で小川被告について「精神的に不安定な部分があったと思う」と語った。小川被告が亡くなったことをニュースで知ったという10代女性は「驚きました」といい、急死については「持病があったと聞いたことがあります」と口にした。

関係者によると、小川被告は14日に亡くなり、初公判は22日に予定されていた。