岸田文雄首相は23日の衆参両院本会議で、施政方針演説を行った。
今年の年頭会見で示した「異次元の少子化対策」という首相の表現には批判的な声も出ているが、この日の演説で首相は「従来とは次元の異なる少子化対策を実現したい」と述べ、「異次元」の表現は使わなかった。その上で「6月の骨太方針までに、将来的な子供・子育て予算倍増に向けた大枠を提示します」と、訴えた。
一方、今年5月、自身の地元広島でサミット(G7首脳会議)が予定されることに触れ「成功はもちろん、G7議長国として、強い責任感を持ち今年1年、世界を先導してまいります」と述べ、成功に向けて強い決意を示した。また、国内で深刻な物価高に国民が苦しんでいることを踏まえ「足元の物価高に的確に対応し、必要な政策対応に躊躇(ちゅうちょ)なく取り組んでまいります」と、強調した。
昨年起きた閣僚らの「政治とカネ」の問題や、旧統一教会の問題に触れ「国民の厳しい声を重く受け止めている。信なくば、立たず。信頼こそ政治の大切な基盤と考えてきた1人の政治家として、ざんきに堪えない」と反省を口にし「今後、こうしたことが再び起こらないよう、さまざまな改革にも取り組んでまいります」とも述べた。