関東各地で相次ぐ強盗事件への関与が疑われるグループのメンバーが、広島市や山口県岩国市、東京都稲城市での強盗事件にも関わった疑いがあることが23日、分かった。警視庁などは、被害が広範囲に及ぶ可能性があるとみて、グループの解明を進めている。
捜査関係者によると、広島市西区で昨年12月21日、店舗兼住宅に数人が押し入り、親子を縛り現金を奪って逃走。岩国市では昨年11月7日、住宅で住人が両手首を結束バンドで縛られ、5人が起訴された。稲城市の住宅でも昨年10月20日、金庫を奪われる事件があり、手口などが広島、山口の事件と似ているという。
また12日にさいたま市、14日に茨城県の龍ケ崎市とつくば市で起きた事件で使用された車が同じで、レンタカーとみられることも、防犯カメラの映像などから判明。東京都狛江市の強盗殺人事件や、中野区の強盗傷害、千葉県大網白里市でリサイクルショップが襲われた事件でもレンタカーが使用されたとみられ、警察は関連を調べている。
中野区の事件で逮捕された金沢市の職業不詳永田陸人容疑者(21)が乗っていたレンタカー内から見つかったスマートフォンには「狛江」という地名の他、「欠員が出たらすぐに連絡します」というメッセージも確認された。足立区の住所も記載があり、警視庁は襲撃の恐れがあるとして住人を避難させた。また、中野区の事件で逃走している実行役数人の逮捕状を警視庁が請求する方針を固めたことも捜査関係者への取材で判明した。
一方、狛江市の事件で殺害された大塩衣与さん(90)が当日の今月19日、いったん外出し、午前11時ごろ帰宅したことも判明した。同居家族は朝から不在だった。正午ごろ死亡したとみられ、帰宅から1時間以内に襲われた可能性がある。容疑者らは午後1時ごろにレンタカーで逃走したとみられている。警視庁はレンタカーを押収し、借りた人物の特定を急いでいる。