木原官房副長官、差別発言の首相秘書官の更迭に「極めて深刻に受け止めている」 

木原誠二官房副長官は5日、NHK「日曜討論」(午前9時)に生出演し、性的少数者(LGBTQ)などに対する差別発言で、岸田文雄首相の秘書官を更迭された荒井勝喜氏について「極めて深刻に受け止めている」と話した。

木原氏は岸田政権について「多様性を尊重し、多様性を重んじる。そのことによって、包摂的な社会をつくっていこうと、一貫して取り組んできた」と説明。その上で、荒井氏の発言について「政権の方針とも全く相いれないもの」とし「我々の立場をしっかりと丁寧に説明して、もう1度信頼回復を政府として取り組んでいきたい」と続けた。

荒井氏は3日夜、官邸で記者団の非公式取材に応じ、性的少数者や同性婚の在り方などを巡り「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」などと差別発言をした。その後、発言を撤回して謝罪したが、岸田氏が4日に更迭した。後任には経済産業省秘書課長の伊藤禎則氏を充てる。