WBC日本代表のモノマネ軍団「ちょいまねジャパン野球部」が12日、都内で初顔合わせをした。「似ている度」にはバラつきはあるが精鋭13人が集結。投球や打撃フォームを互いにチェックした。ただ、主軸となるエンゼルス大谷翔平(28)担当がいまだに現れず、緊急募集することになった。ホンモノの日本代表の宮崎キャンプが始まる17日までにはオーディションを実施したいとしている。
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「ちょいまねジャパン」のリーダー、クロワッサン。(41)が野球部に招集をかけて13人が集まった。都内某所。それぞれがWBC代表選手のマネに磨きをかけて、投球動作やバットを振り抜くタイミングを披露した。
「もっと右肩を入れた方がいい」「ヒジ、なんか高いなぁ」「球をリリースするときに眉間(みけん)のシワ意識してね」。
スマホで各選手の画像を呼び出して、見比べて修正点を指摘する。約2時間、みっちりと意見交換した。山田哲人から公認されている山田別人(25)が村上宗隆をマネる「漫才56号」宮崎聖也(27)に「踏み出す足はもっとインだね」と指摘して直すと周囲から「お~、似てるねぇ」と拍手がわいた。山田も宮崎も野球経験はない。
お笑いコンビ「く~ぽん」フルカウント千葉(35)は札幌平岡高時代に練習試合で駒大苫小牧と対戦し、当時エースだった田中将大と対戦している。「球にかすりもしなかったけど、世界レベルの経験はあります。ええ、その試合0-37の完敗でしたが」と鈴木誠也のマネで決めてみせた。
メンバーの仕上がりは悪くない。だが、クロワッサン。は絞り出すように「このチームに大谷翔平がいないんですよ」と叫んで「侍ジャパンの看板なのに。不思議と誰もやりたがらない。だから、全国のみなさん、ちょっとでも似ていると思ったら立候補してください。オーディションします」と訴えた。初戦中国戦(3月9日)まで1カ月を切っている。【寺沢卓】
○…「漫才56号」堀江俊介(30)は2022サッカーW杯で日本代表GK権田修一のマネ権田月一で脚光を浴びた。「漫才協会の草野球チームの浅草マンキースで捕手をしているし野球の方がなじみがある」と話した。今回は相方の宮崎をヤクルト村上のそっくりさん「小村上宗隆」として参加させた。コンビ名は師匠ナイツから「かつてコント55号は王さんの本塁打記録55本から命名された。オマエらも村上選手が日本人記録をつくったんだから漫才56号だな」と「感動タイガー」から改名。コンビ名を替えてから「そういや宮崎は顔のつくりが村上選手に似てるね」と周囲もザワついて、ちょいまねジャパン入りにつながった。
◆ちょいまねジャパン お笑いタレント「クロワッサン。」がサッカー日本代表DF酒井宏樹に似ていることから結成したサッカー日本代表のモノマネ軍団。2016年10月6日のW杯アジア予選のイラク戦(埼玉スタジアム、2-1勝利)を前園、柴崎、原口、酒井高徳のモノマネをする仲間と応援したのがきっかけ。当時は代表で比較的地味な存在だった酒井宏を応援する目的で「宏樹JAPAN」と名乗っていた。18年のロシアW杯でネット放送の生番組にゲストで軍団が呼ばれたが、名称に個人名が入ると放送できないという理由で「ちょいまねジャパン」に変更。以後、22年W杯カタール大会を経て「野球部」も結成された。