小山怜央アマのプロ編入試験合格を瀬川晶司六段も評価「新四段に匹敵 フリークラス抜けられる」

終局後、好きな駒「角」を持ち写真撮影に応じる小山怜央アマ(日本将棋連盟提供)

アマチュア強豪の小山怜央アマ(29)が13日、大阪市の関西将棋会館でプロ棋士編入試験5番勝負の第4局に臨み、後手の横山友紀四段(23)を133手で破り、対戦成績3勝1敗で合格した。4月1日付でプロ棋士の四段になる。小山アマは棋士養成機関「奨励会」を経ない初の合格者となり、岩手県初のプロ棋士が誕生した。

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編入試験が制度化される前の2005年(平17)11月に、故花村元司九段以来、61年ぶりの編入試験で合格した瀬川晶司六段(52)は、「奨励会経験のないプロの誕生は大きな意味を持つ。10代後半から20代にかけて棋力が伸び、アマチュア棋戦で活躍してプロを目指すという点で意義深い」と強調した。今回の5番勝負については、「第1局の徳田拳士四段戦に勝ったのが大きい」と言う。

瀬川と今泉は、フリークラスで規定の勝率を挙げてそれぞれ順位戦C級2組に昇級した。折田は竜王戦6組から2年連続で昇級して、四段から五段に昇段した。「小山さんも新四段に匹敵する実力はあります。フリークラスは抜けられますよ」と、高く評価していた。

◆棋士編入試験 2014年(平26)4月に制度化。19年、今の名称に。アマチュア強豪か女流棋士で、プロの公式棋戦で最もいいところから見て10勝以上、かつその間の勝率6割5分以上の成績を収めた者が受験資格を得る。直近プロになった棋士5人が試験官を務め、3勝で合格。3敗で不合格。受験料は50万円。