西武HD 後藤高志社長が会長兼CEO、西山隆一郎氏が社長兼任COOに 経営陣若返り図る

芸能社会(芸社)ニュース

西武ホールディングスは14日、東京都港区の「東京プリンスホテル」で記者会見を行い、今年4月1日付で後藤高志社長(73)が会長兼CEOとなり、西山隆一郎取締役常務執行役員(58)が社長兼任COOに昇格すると発表した。代表取締役2人体制にすることで、経営改革によりスピード感をもって進めると同時に、経営陣の若返りを図る。

後藤新会長によると、昨年夏からこの構想があり、今年1月上旬に打診したという。西山新社長の逃げない仕事ぶりと的確な判断、明朗快活な性格、部下やグループへの信頼の厚さを評価していた。

同社は3年前、新型コロナウイルスの感染大爆発で業績が悪化し、2020年度には700億円を超える赤字を計上した。21年から中期経営改革に乗り出し、都市交通、沿線事業、ホテル・レジャー事業、不動産事業の改革や再編を推進している。20年12月にJR東日本との包括連携、21年9月にアウトドア事業への参入を発表するなど、新たな施策を打ち出し、沿線の活性化、遊休地の活用などにも取り組んでいる。新体制になっても、それを継承する。

2005年(平17)5月に後藤氏は、みずほフィナンシャルグループ副頭取から西武鉄道社長に就任。前年の不祥事から上場廃止になった同社の信用回復に努めた。翌06年、新設された西武ホールディングス社長に就任した後も経営手腕を発揮し、14年4月に同社を東証1部に上場させた。18年間、トップで走り続けてきた。

会長に就任するにあたり、「新たな立場で、より長期的かつ大局的な視点で長期戦略や人材育成、観光振興、環境問題などに取り組む。西武グループが掲げている『観光大国日本』の実現に貢献する」と話した。

新たに社長となる西山氏は、1987年(昭62)4月、第一勧業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)に入行。09年10月、西武ホールディングスに入社し、広報部長や執行役員などを歴任してきた。「重責に身が引き締まる思いです。コロナから立ち直り、事業機運の大きな転換コロナ禍で受けた打撃からの回復と、将来の成長へ向けた体制整備を企図した経営改革に全力を尽くしていく。社会課題の解決に真摯(しんし)に取り組む企業グループを目指す。お客さまの期待を上回るサービスを提供します」とコメントした。