11年3月の東京電力福島第1原発事故により、帰還困難区域に指定されて、立ち入り禁止となっていた福島県大熊町の旧町立熊町小学校に侵入し、残されていた児童の衣類などを盗んだとして、双葉署は6日、建造物侵入と窃盗の疑いで、郡山市のアルバイト中村泰彰容疑者(36)を逮捕した。署によると、中村容疑者は容疑を認めている。
逮捕容疑は22年5月下旬~23年2月上旬頃までの間、大熊町の旧町立熊町小学校に侵入して、児童のランドセルや衣類など52点(時価合計6000円相当)を盗んだ疑い。署は、中村容疑者が小学校に侵入した動機や侵入方法などを捜査している。
署によると、中村容疑者は2月4日に浪江町の建物に入り、建造物侵入と窃盗未遂の疑いで逮捕されていた。
小学校は東京電力福島第1原発から南西に約3・5キロ。原発事故で町内全域に避難指示が出されると、学校は原発から西に約100キロ離れた小学校に移り、授業を再開していた。