WBC侍ジャパンの二刀流大谷翔平(28)の注目されるグッズについて、スポーツ用品鑑定で知られる前野重雄さん(70)に聞いた。
前野さんは「一見して価値のないようなものがお宝になる可能性が高い」と話した。
大谷が花巻東高校を卒業して日本ハムに入団して、プロ野球の成績に加算されない2軍時代に初出場した試合の半券が存在するなら「オークションではとっても高い値がつきそうです」と前野さんは断言。
正式に1軍デビューする前に関連したグッズは「プレルーキー」(プロデビューすらしていない、という意味)と表現され、マニアはざわつくという。「そのチケットの半券に今とは違うサインとか日付を大谷さんが直接書いたとなると、その価値はさらに上がりますね」と前野さんは評した。
過去のものではなく、今回のWBCに限れば前野さんが「興味をもっている」のは、6日の阪神との強化試合で大谷が2本塁打を放っているが、2本目を打って折れてしまったバットの行方だ。
「大谷は今季から昨年ア・リーグのMVP争いをしたアローン・ジャッジの使うチャンドラー社のバットに変えています。公式戦ではない強化試合で使ったバット自体がプレルーキー」と話し「もう使わない価値のないバットだけど、そこにサインと日付が入れば500万円ぐらいにはなるかもしれない」と前野さんは腕を組む。
そして、左膝をつきながら放ったその日の1本目のアーチのフォームについて「あのシルエットは絵になる。バスケのジョーダンの足を広げたレイアップシュートやサッカーのクリスティアーノ・ロナウドのゴール後の決めポーズに匹敵する」と語り「シルエットデザインなら版権も発生しないと思われるので、膝をついてバットを高々とかかげた大谷さんのシルエットでTシャツとかつくったら売れるでしょうね」と話した。【寺沢卓】