丸川珠代参院議員が衆院東京7区から次期衆院選出馬へ 自民党会議で選挙区支部長予定者に

丸川珠代参院議員(21年2月撮影)

自民党は7日、党本部で開いた支部長選任会議で、参院議員の丸川珠代元五輪相(52)を、東京7区の「選挙区支部長予定者」とすること決めた。選挙区支部長になれば、次期衆院選の公認候補予定者となる。

丸川氏は次期衆院選で、参院から衆院にくら替えして東京7区に出馬する。会議の後に取材に応じた森山裕選対委員長は、丸川氏が現在、現役の参院議員であることを踏まえて、この日の段階では、表現として「支部長予定者」とすることになったという。

東京7区は、衆院小選挙区定数の「10増10減」を受けてこれまでと一部地域が変わり、渋谷区、港区となる。地元支部が丸川氏を推し、東京都連が丸川氏の支部長就任を党本部に上申していた。

丸川氏はテレビ朝日アナウンサーを経て、2007年参院選東京選挙区に出馬し初当選。当選回数3回。昨年死去した安倍晋三元首相に近く、第2次安倍内閣で環境相、五輪相を務めた。2021年2月、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相が辞任し、橋本聖子参院議員が会長に就任したことを受けて、菅内閣で2度目の五輪相に就任。東京五輪パラ開催時の五輪相を務めた。

現在の東京7区は、立憲民主党の長妻昭政調会長の地盤だが、長妻氏は次期衆院選から、新設される東京27区(中野区、杉並区の一部)に選挙区を替える。立民は東京7区に、松尾明弘前衆院議員の擁立を決めている。