【統一地方選】函館市長選、大泉洋の兄・大泉潤氏が届け出「持てる力の全てを」現職と一騎打ちへ

函館市内の後援会事務所前で演説する大泉潤氏(撮影・山崎純一)

北海道・函館市長選が16日告示され、3期12年務めた現職の工藤寿樹氏(73)と、俳優大泉洋の兄で元市保健福祉部部長の大泉潤氏(57)の2人が立候補を届け出た。

大泉氏は函館市内の後援会事務所前で出陣式に臨んだ。午前8時54分、大雨が降る中集まった多くの市民らを前に演説を始めた。第一声で「みなさん、もう函館は変わらない。閉塞(へいそく)する時代は終わらない。そう思っていらっしゃいませんか。大丈夫です。リーダーが変われば街は変わります。私大泉潤はこの美しい街函館の地域の誇りを取り戻し、地域の皆さまの命と暮らしを守るために、持てる力の全てをささげて参ります」と決意表明した。

工藤氏は午後2時40分過ぎ、函館市内のスーパーの前で演説した。「経済も大変な状況にありますけれども、早期に復活させて函館の元気、観光をまず復活させて、多くのお客様を函館にお迎えできるように一刻も早くつくり上げていきたいと思います。人口が減っていますから、子育て支援をすることが大切。少子化を少しでも食い止めるために、この4月から経済的な支援で子ども医療費を高校生まで無料化しました。今度は学校給食費の無償化を進めて参ります。子育てしやすい街にして、子どもたちを健やかに育てる状況をつくっていきたい。子どもから若者、高齢者まで安全安心に暮らせるそんな街、すべての人に優しい街函館をつくり上げて参りたい」と訴えた。

大泉氏は11年に初当選した工藤氏の下で秘書課長に登用され、観光部長や保健福祉部長などを務め昨年7月、立候補に向け市を退職した。投開票は23日。現職工藤氏の実績か、大泉氏の新風か。師弟対決となる2人の一騎打ちに注目が集まる。【山崎純一】