与野党一騎打ちとなった参院大分補選は自民党公認(公明推薦)の新人で飲食店経営の白坂亜紀氏(56)が、立憲民主党公認の吉田忠智前参院議員(67)をやぶり、初当選が確実となった。白坂氏は地元・竹田市出身で東京・銀座でクラブ3店舗などを経営する実業家だが、知名度で劣勢だった。
6日の出陣式に駆けつけた世耕弘成参院幹事長は「まだまだ自民党支持層にすら浸透できていない」と危機感をあらわにし、白坂氏は地元の女性経営者や地元企業を行脚し、非自民勢力の牙城で議席をつかんだ。
事実上の野党統一候補となった吉田氏だが議席を失った。大分は村山富市元首相の地盤で前回2019年参院選は社民党党首も務めた吉田氏が比例代表で当選したが20年に離党し、立民に入党した。候補者擁立が難航し、吉田氏が議員辞職して臨んだが、出馬表明の出遅れを懸念する声が現実となった。