岸田首相「ウケないジョークも笑ってくれた」安倍晋三氏を悼む 森喜朗元首相と会話も

安倍派のパーティーであいさつする塩谷立会長代理(撮影・中山知子)

岸田文雄首相は16日、都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティーに来賓で出席し、あいさつした。

「ここに立ってあらためて、私たちが失ったものの大きさを痛感している」と述べ、昨年7月に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の死をあらためて悼んだ。

昨年5月に開かれた同パーティーには、安倍氏が派閥会長として出席していた。昨年も来賓としてあいさつした首相は「(安倍氏は)私のあいさつの全くウケないジョークも、大きく口をあけて笑ってくれた。あの笑顔を今でも忘れることができない」と、振り返った。

また岸田首相は「よく世間では、私が会長の宏池会と清和会を比較して、宏池会はハト派、清和会はタカ派という言われ方をすることが多い」と指摘。「確かに先輩の時代には、タカ派、ハト派のスタンスの違いには大きな意味をもっていたと思うが、わが国は今大きな転換点を迎え、何十年に1度の困難に直面している。ハト派やタカ派のようなレッテル張りはあまり意味がない時代になってきたと思う」とも訴えた。

岸田首相は、早大の先輩でこの日のパーティーに出席したかつての清和会の領袖(りょうしゅう)、森喜朗元首相と会話を交わす場面もあった。森氏は、安倍氏不在となった安倍派で、存在感を増している。