【王位戦】藤井聡太王位vs佐々木大地七段、第3局開始 両者飛車先の歩を突いてスタート

24日、対局場となる「銀鱗荘」の前でガッツポーズを作る藤井聡太王位(左)と佐々木大地七段(右=日本将棋連盟提供)

藤井聡太王位(竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖=21)が挑戦者の佐々木大地七段(28)に連勝した、将棋「伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦7番勝負第3局が25日午前9時からの2日制で、北海道小樽市「料亭湯宿 銀鱗荘」で始まった。先手後手は事前に決まっており、先手の藤井はいつものようにお茶を一服、口に含む「初手お茶」の後、飛車先の歩を突いた。対する佐々木は背筋を伸ばして気息を整え、やはり飛車先の歩を突いてスタートした。

両者はここまで10戦して藤井の7勝、佐々木の3勝。先週18日には並行して行われていた棋聖戦5番勝負第4局(新潟市)で藤井が20歳最後の日を白星で飾り、3勝1敗で防衛を果たし、棋聖戦4連覇を達成した。

今回は21歳初対局。小樽へは10年ほど前に家族旅行で訪れている。街並みを見て回ったり、カヤックを体験したという。王位戦の北海道シリーズは20年札幌市、21年旭川市、22年札幌市と過去3戦3勝だ。好相性の地で今年も勝って、王位V4への足掛かりとしたい。

対する佐々木は小樽は初めて。札幌、旭川、函館は訪れたことがあるという。今回は「課題の後手番」となる。「自分の読みを信じて指し進めたい。1つここで勝てば流れも変わるので精いっぱい頑張りたいと思います」と、現地入りした23日に抱負を語った。北海道土産が楽しみともしていたが、白星に勝るお土産はないだろう。

持ち時間は各8時間。昼食休憩は午後0時30分から1時間。おやつは午前10時と午後3時に出される。初日は午後6時の段階で手番の側が封じ手を行い、26日に指し継がれる。