日本大学アメリカンフットボール部の寮で覚醒剤と乾燥大麻を所持した疑いで、部員の北畠成文容疑者(21)が警視庁に逮捕されたことを受け、日大の林真理子理事長(69)が8日午後3時から、記者会見を開く。酒井健夫学長も同席する。林理事長が今回の問題の経緯を、事前にどこまで正確に把握していたのかが焦点の1つだ。
林理事長は昨年7月の理事会で、女性初の理事長に就任した。同6月の理事会で就任が内定した際には、文科省を訪れた際の報道陣の取材に「日大も(自身の理事長選出という)思い切ったことをしたのですから、それも応えて大きな改革をしなくてはいけない。私にはしがらみが何もありませんし、こんなことをするのかとビックリしてしまうこともやりたいと思っている」と意欲を示していた。 「まともな人間がまともなことをすれば、この大学を再生できると信じています」と、報道陣を前に所信表明のように語り、今後の最大の課題について「古いマッチョな体質、上の人が何か言うと、下の人が必ず従ってしまう。違ったことははっきり言える組織にしないといけない」と指摘。理事や側近に女性を登用する考えを示し、実際に女性を登用している。
林理事長の選出に当たって、大学内には「初の女性理事長を選び強いメッセージを打ち出すべき」という声があり、これが決め手になった。「芸能人やスポーツ選手を除けば、卒業生の中で知名度があるので白羽の矢が立ったのだと思う。私はスキャンダルもしがらみもないので、『なるほどな』という思いだった」と、振り返っていた。現在も人気作家として活動しているが、理事長職を優先するため、作家の仕事はセーブせざるを得ないという認識も示していた。
また今年7月に開いた就任1年の記者会見では、イメージ回復への改革が「今は6合目」にあるとの認識を表現。組織の透明性を高めることにも意欲をみせていた。