【女子W杯】宮沢ひなた故郷の南足柄市でPV 地元恩師「成長するにつれプレーヤーとして覚醒」

宮沢ひなたの恩師菊地廣監督は南足柄市のPV会場で応援Tシャツを着て「やってくれますよ」と笑顔をみせた(撮影・寺沢卓)

女子サッカーW杯の日本代表MFで、ノルウェー戦まで5ゴールを挙げて得点ランキングで単独トップの宮沢ひなた(23=マイナビ仙台)の故郷・神奈川県南足柄市で11日、市民約80人が集まったパブリックビューイング(PV)が行われた。聴衆の中には宮沢が幼稚園のころから指導をしていた向田(むかいだ)サッカークラブの菊地廣(ひろし)監督(74)も駆け付け、声援を送った。

宮沢がクラブに入ったきっかけは兄佳汰さん(27)がサッカーをしていたのを見て自然と興味を持つようになったからという。「それでも小学3年ぐらいまでは『だんごサッカー』でしたね」と菊地監督は笑いながら「子どもですからボールが転がるとみんな固まって同じ方向に走って楽しむ。ひなたもそんな幼稚園児でした」と話した。

小学4年から次第にサッカーに打ち込んでいく熱を感じるようになり「プレーの質が変わってきましたね。自分の足の速さを生かして、パスのその次の動きが巧みになって、ピッチの中で入り込めるスペースを探すようになっていった」と思い起こすように語った。

菊地監督は宮沢を入団時から今も「ひなちゃん」と呼んでかわいがっている。宮沢の負けん気の強さについて「絶対に試合では泣かない子だった。女の子の場合、成長するにつれ、どこかで女の子に目覚めちゃうんだけど、ひなちゃんの場合、プレーヤーとして覚醒しちゃったのかもしれない」と日焼けしたあごをなでながら話した。

ブルーの「HINATA」のTシャツは南足柄市の宮沢ファンの有志約300人の募金でつくられた360枚で非売品。「このTシャツまでつくってくれて、ありがたい。南足柄市ではひなちゃんは金太郎さんの次に有名になってしまったねぇ」と菊地監督は目尻を下げた。【寺沢卓】