論戦展開の玉木雄一郎氏と前原誠司両氏 大谷翔平に「国民栄誉賞以上のものを」エールは完全一致

玉木雄一郎代表はマイクを手にトラボルタばりのポーズで再選アピール(撮影・大上悟)

任期満了に伴う国民民主党の代表選(21日告示、9月2日投開票)に立候補した玉木雄一郎代表(54)と、前原誠司代表代行(61)が17日、スポーツ紙のグループインタビューに応じた。政策や路線などが異なり、論戦を展開する両氏だが大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手へのエールでは完全に一致した。

玉木氏は再選へ「2020年9月にいろんな葛藤と苦悩の中で新国民民主党を立ち上げた。立憲民主党に行くのか、合流するのか何だかんだあった中で政策とか理念を譲る訳にはいかない。魂は売れない。選挙で明らかに苦しくなることが分かっても集った仲間の思いを改めて結集し、この党を強く大きくする」とした。前原氏は「与党と是々非々で政策実現のために協力したが自民党を利する野党分断につながることになった。政権交代した上でまったく違う政治を行って、日本の再スタートを切らなくてはいけない」などとした。

玉木氏は「政策先導型政党」を掲げ、政府予算案に賛成するなど与党寄りの立ち位置で次期衆院選では立民との選挙協力に消極的で前原氏の経済政策について「どちらかというと金融を引き締めた方がいいし、積極財政も無責任だとおっしゃっている。ここは大きな政策の違い。その考えは古い」と批判した。前原氏は「非自民・非共産の野党協力、野党結集」を掲げて野党共闘に意欲を示す。

また玉木氏は立民と略称が同じ「民主党」で選挙では得票割合に応じて票を割り振る「案分」が多数発生している問題を受け、「同時に略称を変えるということで、(立民と)ほぼ合意をしている」と党名変更にも意欲的だが、前原氏は党名変更には「あんまり今、こだわりを持っていなくて、みんなで議論し、決まったことでいい」とした。

一方で熱烈な野球ファンである両氏はこの日、42号本塁打の放った大谷選手の活躍をともに絶賛。玉木氏は「大リーグ養成ギプスを着けなくても大リーグで活躍できる(笑い)。日本人の潜在能力の高さを表してくれている」とし、前原氏も「歴史的な出来事に遭遇できている。ベーブ・ルースをはるかに超えた。日本人としての誇り」とした。そして大谷選手への国民栄誉賞について玉木氏は「国民栄誉賞じゃ、足りない。大谷選手専用のものをつくった方がいい。世界市民栄誉賞みたいな賞がいるんじゃないか」とし、前原氏も「それをさらに上回る特別なものが必要」とした。

玉木氏は写真撮影で俳優ジョン・トラボルタばりのポーズを決め、「物心ついた時から阪神ファン」という前原氏は優勝マジックが点灯した阪神の快進撃を受けてチームスローガンで優勝を意味する「ARE(アレ)」をボードに書き込み、「今回の代表選もアレで(笑い)」とガッツポーズを決めた。

【大上悟】