ハワイ山火事でポツンと残った赤い屋根の一軒家 奇跡の回避に住民「これは現実」だ

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ハワイ州マウイ島で8日に起きた大規模な山火事の発生から11日が経過した。これまでに判明した死者数が100人を超え、今なお多くの行方不明者の捜索が続く中、壊滅的な被害を受けた海沿いの街ラハイナで1軒だけ無傷の赤い屋根の家が写った航空写真がネットで拡散されて話題になっていると、米ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

2700もの建物が焼失したことが伝えられるマウイ島だが、画像では一面焼け野原となった街で火災を免れたと思われる1軒の家が確認できる。被害を免れたのはこの家だけではないが、無傷な家がぽつんと一軒残っていることに、デジタル加工したのではないかと疑問視する声も上がっている。

同紙によると、この家を所有するミリキンさん夫婦は「これは現実」だと語っており、画像は本物だと伝えている。夫婦は「隣人を失い、隣人はすべてを失った」と同紙に話しているが、なぜ自分たちの家だけ生き残ったのかは思考中だという。火災が起きた時、夫婦は本土マサチューセッツ州にいる家族を訪ねていて不在で、無事だったという。夫婦によると、最近家の改修工事を行ったばかりだったというが、「この家は築100年の建物で、100%木造」だといい、防火対策などはしていないと話している。建物をオリジナルの状態に復元するための工事の過程でアスファルトの屋根を分厚い金属屋根に交換したことやその際にシロアリ対策から家の周囲に茂った樹木を伐採したことなどが火災を免れた要因ではないかと推察しているという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)