熊本県PRマスコットキャラクターの「くまモン」が、若手漫才師の日本一を決める大会M-1グランプリに挑戦することを24日、手書きの文章を持って宣言した。新人漫才コンビ「くまモン隊」として9月の予選にエントリーする。
この日、熊本県庁で蒲島郁夫県知事(76)が定例会見で公式発表した。3つあった発表事案の中で、くまモンのM-1挑戦を1番最初に報道陣に伝え、蒲島県知事は「優勝してほしいですね」とニコやかに話した。
くまモンはしゃべらずにオーバーアクションで気持ちを伝え、黄色いハッピを着た「お姉さん」との軽妙なセリフとのコンビネーションで聴衆の笑いを引き出す。関西地区では「大阪くまモン隊」を結成していて、3人の女性との組み合わせでイベントをこなしている。M-1予選ではそのうちの1人の女性と「くまモン隊」として漫才をする計画を立てている。
活動を支える知事公室くまモングループがくまモンから「ボクの笑いで皆さんを笑顔にするモン!」「笑いすぎには注意だモン!」とのコメントを預かっている。すでに8月上旬に京都市のよしもと祇園花月で構成作家から笑いのツボについてアドバイスを受け、漫才の勉強も本格始動している。
きっかけは昨年12月、神戸市で行ったくまモンのファン感謝デー。お笑いユーチューバー、カジサック(43=元漫才「キングコング」梶原雄太)にゲスト出演してもらった。くまモン側はイベント直前に、カジサックにステージでの即興漫才を依頼。「まあ、なんとかなるやろ」とカジサックが引き受け、5分ほどの簡単な打ち合わせだけで、ぶっつけ本番のステージに立った。このときだけのコンビ名は「くまサック」。クリスマスに関連したグッズを使ってカジサックがギャグを飛ばし、くまモンがコミカルな動きをして、会場の爆笑を誘った。これに気をよくして調子に乗った? くまモンが、お姉さんを通じてM-1グランプリ挑戦を宣言。この場では後日、蒲島県知事にお願いするということになっていた。
その後、くまモンのM-1挑戦の気持ちがいよいよたかぶり、その熱意に負けた蒲島県知事がゴーサインを出した。当のくまモンは「応援よろしくま☆」と優勝に向けて張り切っているという。【寺沢卓】