ジャーナリストの江川紹子氏が25日までにX(旧ツイッター)を更新。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出問題を受け、「政府は、他の事柄に関しても、そんな風に国民を誤解させてコトを進める可能性がある」と懸念した。
政府と東京電力は2015年、漁業関係者らの理解がないまま処理水を放出しないとする約束を福島県漁連と交わしていたが、国内外の理解を得られないまま放出に踏み切った。江川氏は「『理解』とは何か」と言及。「福島の漁師さんからすれば、科学的安全性だけでなく、処理方法についても『理解』を得てから行う認識だったと思う」と推察し、「政府は、その点での『理解』を得られないまま放出に踏み切らざるを得ないことを、まず謝罪して、その上で説明や交渉すべきだったでしょうに」と、政府の対応を批判した。
続くツイートでは、多くの意味にとれる「理解」という語について広辞苑の記載を紹介した上で、「果たして政府は、漁師さんたちの『理解』をちゃんと求めたのかな。言葉の多義性を利用し、異なる認識や誤解のもとにコトを進めるのは、誠実さに欠けると思うんですね」と指摘。「で、処理水の処理でそういうやり方をする政府は、他の事柄に関しても、そんな風に国民を誤解させてコトを進める可能性があるので、私たちは政治の『ことば』にもっと敏感にならないと…と思うわけです」と注意をうながした。