部屋全体がアイアンマン ディズニーアンバサダーホテル特別ルーム、13日から登場

マーベルスペシャルルームの壁画(撮影・寺沢卓)

ディズニーアンバサダーホテル(千葉・浦安市舞浜)では、9月13日~2024年1月8日まで、アメリカンヒーロー映画を製作するマーベル・スタジオの人気キャラクター「アイアンマン」をテーマにした期間限定のマーベルスペシャルルームを登場させ、同時期にマーベルスペシャルメニューも販売する。12日は報道陣向けの公開日となった。

発明家で米国NO・1の軍需企業「スターク社」の2代目社長のトニー・スタークが主人公となり、ロバート・ダウニーJr.が演じた。映画ではアフガニスタンで新兵器ミサイルの試作品の実験で訪れていたが、その際にテロ集団「テン・リングス」アフガン支部に襲撃されて誘拐される。捕らわれていた洞窟で限られた材料をつかって鉄の鎧(よろい)のパワースーツを自作。テロ集団と戦って脱出したことがアイアンマンのパワースーツの原型となった。スペシャルルームの壁に掛けられた絵の左側がその原型のスーツなので、じっくり見てみよう。

マーベル・スタジオのキャラクターによる期間限定スペシャルルームは2023年2月2日~8月31日にキャプテン・マーベルを先頭にブラックパンサー、その下には映画「アントマン」に登場するワスプ、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、そして巨大化したアントマンが空を飛んでいる壁画が描かれた「アベンジャーズ:ヒーローズ・ユナイテッド」として第1弾を実施。今回は部屋数は非公開だが、素早く室内装飾を切り替えてアイアンマン仕様にバトンタッチした。

「マーベルスペシャルルーム“アイアンマン”」と題された客室は、アメリカンコミック調のイラストが壁面いっぱいに描かれた。

対象の客室はツイン。1泊1室(大人3人)で6万3500円。ベッドと対面する壁面には躍動するアイアンマンと、ニューヨーク市のミッドタウン建っている想定のスタークタワーが描かれている。またベッドには2つの枕を包み込む大きなバスタオル(持ち帰りできる)が出迎えてくれる。ベッドスローはえんじ色のアイアンマンの仮面がデザインされている。

落ち着いた赤いカーテンをよくみるとアイアンマンの胸部に青く光る動力源の電磁石「アークリアクター」の初代と最終版が交互に染め抜かれている。その手前にある丸いガラスをはめ込んだコーヒーテーブルにはコイルがむき出しになった劇中でアイアンマンの危機を救ったスペアのアークリアクターが主人公をほめたたえる文章も刻み込まれている。

カード式のルームキーにも仮面が描かれているだけではなく、ルームキーケースは、パワースーツをアタッシェケース風に小さなカバンにしたミニチュア版になっている。紛失しがちなルームキーを収納することであちらこちらにしまったルームキーを探すこともなくなりそうだ…かなり重いけど、それは宿泊したときに実感してください。ポストカードも2種用意されていて、うち1種は歴代のパワースーツがずらりとならんだもの。ベッド横の額入りの絵と同じものだ。

「アイアンマン」は、1968年に米国で刊行された連載漫画雑誌「マーベルコミック」の人気シリーズ。テレビ用アニメや映画にもなった。映画は2008年に第1弾が公開され、全3作だが、「キャプテンアメリカ」「マイティーソー」などの他作品にも登場し、アメリカンヒーローが集結する「アベンジャーズ」シリーズでは中心的な役割を担っている。