「汚染水」発言の野村哲郎農相「ちょっと疲れたという思い」内閣改造前に自ら退任の意向を宣言

野村哲郎農林水産大臣(2022年11月撮影)

東京電力福島第1原発から海洋放出された処理水を「汚染水」と発言し、大きな批判を浴びた野村哲郎農相(79)が12日の閣議後会見で、13日の内閣改造を前に、早々と自ら退任の意向を明らかにした。

野村氏は「たぶん今日が最後の記者会見になろうと思う」と述べ「年齢も80になるし、ちょっと疲れたという思いがある」と本音のような言葉を口にし「これ以上は息が切れてしまう。変なことになってはいけないので、早めに引いた方がいいと思っている」と話した。「総理に申し上げたわけではないが、当然考えておられるだろう。もうここらでよかろうという気持ちもある」とも語った。

「汚染水」発言については「口が滑ったというか、これだけ大きな問題になってしまった。福島の皆さんや水産庁の皆さんにも大変迷惑をかけた」と語った。

参院議員の野村氏は当選4回。昨年8月の内閣改造で、所属する茂木派の「大臣待望組」の1人として、当時78歳で念願の初入閣を果たした。

ただ今回の「汚染水」発言担当閣僚でもあるだけに資質への批判も根強く、内閣改造での去就に注目が集まっていた。