小渕優子氏「忘れることのない傷」トレンドワードに「違和感がある」などSNSで厳しい指摘も

2014年の政治資金問題について問われ、説明する中、涙ぐむ小渕優子選対委員長(撮影・中山知子)

自民党の小渕優子選対委員長が13日、党役員人事に伴い自民党本部で記者会見した際に口にした「忘れることのない傷」とフレーズが、インターネットのトレンドワードになった。

2014年に表面化した、自身の政治団体の不明朗な政治資金支出の問題をめぐる質疑応答の際、小渕氏は「あの時に起きたことは政治家として歩みを続ける中で、心の中に反省を持ち、けして忘れることのない傷」「今後の歩みを見て頂いた上でご判断いただきたい」と、涙ぐみ声を震わせながら語った。

当時の政治資金問題をめぐっては、帳簿データなどが入った事務所パソコンのハードディスク(HD)が電気ドリルで破壊されたことから、ネット上では「ドリル優子」などと指摘された。事実関係調査を目的に設置された第三者委員会は2015年10月、もともと調子が悪かったHDを新品に交換した際、処分を依頼した業者がドリルで穴を開けたと説明したが、「ドリル」というフレーズは今も小渕氏に、つきまとっている。

SNS上では「傷つけられたのは誰?傷つけたのは誰?」「ドリルで破壊は証拠隠滅ってこと」「違和感がある」など、厳しい言葉が並んだ。

小渕氏は会見で、当時も今も説明が不足していると指摘され「大変なご迷惑をおかけした。心からおわび申し上げたい」と頭を下げた。説明については。地元での記者会見などで「私自身はできる限り誠意を持って説明してきた」と主張。「十分に伝わっていない部分があれば、それは私自身の不徳の致すところだと考えている」と述べた。

小渕氏は政治資金問題で、2014年10月、当時就いていた経産相の辞任に追い込まれた。今回、自民党選対委員長として9年ぶりの要職に返り咲いたが、説明を求められる機会は今後も続きそうだ。