自民党の小泉進次郎元環境相は17日、幹事長を務める同党サーフィン議連の議員らとともに、国内有数のサーフスポットで知られる福島県南相馬市の北泉海岸を訪れ、サーフィンの大会や復興支援イベントを視察した。
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出後の開催となる大会には、国内だけでなく海外のトップ選手も出場。進次郎氏は取材に「こういう機会に参加してくれた選手が発信してくれることは(国際的にも)大きい」と話し「福島に対する非科学的な攻撃みたいなことも含めて跳ね返し、一緒になって乗り越えることを確認できた。あらゆる形で応援したい」と述べ、中国の日本産水産物禁輸の影響や風評被害の打破へ、処理水の安全性をアピールした。
進次郎氏が南相馬の海を訪れるのは今月2度目。9月3日には、同市の坂下海岸で行われた子どもたちのサーフィン教室に参加し、自らも学生時代から親しんできたサーフィンを披露。波に乗る映像などを自身のSNSに投稿し、話題と共感を呼んだ。
この日は視察がメインで波には乗らず、Tシャツにデニム、ビーチサンダル姿で海岸の清掃活動を行ったほか、サーフィンに親しむ子どもたちと波打ち際でふれあった。また、近海で水揚げされた「常磐もの」のヒラメの刺し身などを試食。ヒラメをおいしいそうにほおばると「肉厚だけど、厚みを感じない柔らかさ」と絶賛し、自ら、イベント来場者や報道陣にも、刺し身を振る舞った。
大会実行委員長を務める福島県サーフィン連盟の室原真二理事長は「(処理水海洋放出を機に)この地域に目が向けられているという実感がある。こういうことを続けていくという使命感、やらなくてはならないという思いがある」と、語った。室原氏は「福島」を意味する「HAPPY ISLAND」の白抜きロゴが入ったブルーのサーフボードを、進次郎氏に製作。会場内に展示された。
進次郎氏は「今は(処理水海洋放出が)注目されていても、間違いなく注目度は減っていく。しかし処理水放出は何十年と続く。継続して地域の皆さんの声を聞き、廃炉、復興の最後まで取り組み続けることが大事」と述べ、関心を持ち続け支援を続けることの必要性をあらためて訴えた。【中山知子】