鈴木宗男氏、ロシア渡航は「しかるべき人と話をして行っている」維新離党で「肩の荷が下りた」

国会内で開いた会合で、日本維新の会の離党の経緯についてあらためて説明する鈴木宗男参院議員(撮影・中山知子)

ロシアへの渡航をめぐり、日本維新の会を離党した鈴木宗男参院議員は25日、国会内で開いた「東京大地塾」であいさつし、ロシア渡航の意図や経緯を、あらためて説明した。

長年、独自の人脈でロシア外交に携わってきた立場を念頭に「政治家は信念がなくなれば、退場するものだ。私は国益の観点から行動している」と強調。その上で「いつの日か明らかにするが、ロシアに行くにしても、しかるべき人とちゃんと話をして行っている。何も恥じることはない」と述べ、一方的に渡航を強行したのではないという認識を示唆した。

ロシアで面会した人物はいずれも「クレムリンにアクセスできる人」とし、プーチン大統領とのつながりがあるメンバーだと主張。「私と会って話したことは当然、クレムリンに届いていると思うし、先生の思いはクレムリンに伝わっていると連絡をくれる人もいる。対話の窓口をつくることができた。行ったことは無駄ではなかったと思う」とも話した。

一方、岸田文雄首相の衆参両院での所信表明について「ロシアに関してはたった1行。これではロシア側も、分かっているのか分かっていないのか分からないという受け止めではないか」と、疑問を投げかけた。

また、維新側の対応について、かつて、国会開会中の北朝鮮への渡航を参院議院運営委員会から却下されながらも渡航を強行したアントニオ猪木参院議員に、党が出した処分が50日間の役職停止だったことに言及し「私と処分に乖離(かいり)がありすぎる。これなら、この政党にいる必要はないと思い、離党をした」と説明した。「維新を離れて、肩の荷が下りたような気がしている」とも口にした。