皇后さまが初の競馬観戦 天皇陛下と秋の天皇賞、令和初「天覧競馬」で優勝のルメール騎手に拍手

天皇賞・秋を連覇したイクイノックスと馬上礼するルメール騎手(撮影・丹羽敏通)

天皇、皇后両陛下は29日、東京都府中市の東京競馬場で、秋の天皇賞を観戦された。陛下は皇太子時代の07年と14年に日本ダービーを観戦され、今回が3回目だが、皇后さまは初めての競馬観戦となった。

天皇陛下が競馬場でレースを観戦する「天覧競馬」は、現在の上皇ご夫妻が12年10月に秋の天皇賞を観戦(優勝馬はエイシンフラッシュ)して以来、11年ぶり。競馬法制定から100年を記念した今回の両陛下の観戦は、令和初の「天覧競馬」にもなった。

この日の皇后さまは、秋らしいワインカラーのパンツスーツ姿。両陛下のお出ましを大歓声と拍手で迎えた7万人を超える観衆に、スタンドの貴賓室のバルコニーから陛下とともに笑顔で手を振られた。レース中、両陛下は双眼鏡をのぞきながら馬の動きを追われていたという。1番人気のイクイノックスが優勝し、レース後のウイニングランで、ルメール騎手が馬上から深く頭を下げると、陛下と皇后さまは、大きな拍手で応じられていた。

両陛下と長女の愛子さまは動物好きで知られ、馬と触れ合われる機会も多い。両陛下はご成婚後の94年11月、初めての海外訪問の際、オマーンの国王から「アハージュ」という名の馬を贈られ、この馬や、その後誕生し「豊歓(とよよし)」と名付けられた子馬をかわいがられた。栃木県の宮内庁御料牧場でのご静養する際にも、放牧されている馬たちをご一家で見守る様子が公開されている。

今月12日には、ご一家で皇居内の厩舎(きゅうしゃ)を訪問。「神馬(しんめ)」として三重県伊勢市の伊勢神宮に贈られる「本勇(もといさむ)号」と対面し、ニンジンを与えたり鼻先をなでながら、新たな使命を帯びての出発を激励された。