元自民党参院議員で弁護士の元榮(もとえ)太一郎氏(47)が14日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。「私人逮捕系」YouTuberとして活動している煉獄コロアキ(れんごく・ころあき)こと杉田一明容疑者(40)が名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕された件について「自分の利益のためにやっていることを私人逮捕と認めていいかどうかというのは、けっこう疑問と思われる」と私人逮捕の拡大解釈に疑問符を付けた。
メインキャスターの俳優谷原章介(51)から「私人逮捕を行える基準はどういうことなんでしょう?」との質問に元榮氏は「現行犯に対しては、誰でも逮捕できるというものです。非常にシンプルな規定になっています」と簡潔に答えた。
具体的な例として「たといえば犯行現場において、痴漢をしたという場合、(その行為を)現認していれば誰でも逮捕はできますし、被害者が『あの人痴漢でーす、誰か捕まえてくださーい』とずっと追いかけている現場の場合も逮捕することができる」と解説した。
また、私人逮捕の意義として「治安維持の観点から、警察じゃなくても、逮捕状がなくても逮捕はできるということです」と一般人の正義が成り立つことを説明した。
今回の逮捕に関しては「(動画などの)再生回数をかせぐために私人逮捕ができることを利用してということは想定されていない」として「(罪を犯した)犯人であれば捕まえた様子の動画を公開することはできて名誉毀損(きそん)にはあたらないが、自分の再生回数を稼ぐためだけ、自分の利益の方が前面にでるのであれば(私人逮捕が)適用されない場合もあるので、何でも認められるわけではないことには注意した方がいい」と利益誘導型の私人逮捕の危険性について強調した。