政治ジャーナリストの田崎史郎氏(73)が27日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、石川県の馳浩知事が17日の講演で東京五輪の招致活動の際に使ったと発言した「官房機密費」の所在について、意外な場所にあると証言した。
現在の新しい首相官邸になってから、官房機密費は官房長官室の金庫に保管されているという。田崎氏は「(金庫は)見ていないが、10年以上前に官房長官経験者に聞いたら、(金庫は長官室の)トイレの中にあると聞いた」と語った。
さらに田崎氏は「ちょっとにわかには信じられなかった」と前置きし、金庫の中身に関しては「常に100万円の束が現金で1億円近く入っている。現金が少なくなると内閣府の担当職員が補充する」と、説明した。
官房機密費の正式名称は「内閣官房報償費」。官房長官の判断で支出でき、領収書は不要。過去の国会答弁では「内政、外交と円滑かつ効果的に遂行するため、その都度の判断で機動的に使用できる経費」であると説明されていた。
馳氏は17日に行った都内での講演で、東京五輪の招致活動の際、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)の委員に渡した1冊20万円のアルバムの製作費として、機密費を使ったと発言。だが、馳氏は、すぐに「事実誤認があった」として詳細には触れず、発言を撤回した。