藤井聡太竜王、菅井竜也八段との王将戦へ意気込み「2日制ということで違った戦いになるかと思う」

ことでんの運転手体験をした藤井聡太竜王(撮影・松浦隆司)

将棋の藤井聡太竜王(名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が27日、香川県のローカル私鉄、高松琴平電気鉄道(ことでん)の「琴電琴平駅」(琴平町)で、車掌体験のイベントに参加した。同町では第36期竜王戦7番勝負第5局の開催が予定されていたが、シリーズ4連勝で3連覇を達成したため、趣向を変え、「3連覇を祝う会」の関連イベントとして開催された。

ことでんの制服に着替えた藤井が登場すると、駆けつけたファンからは「おめでとうございます」「かわいい~」と歓声が上がった。「車掌」として「前方よ~し!」と電子ホイッスルを鳴らし、ドアを閉めた。「本日はことでんをご利用いただきましてありがとうございます。この電車は9時12分発、高松築港行きです」。緊張気味に車内アナウンスもした。

模擬運転も体験した藤井は「ことでんはレトロな車両が活躍しているので、最近の車両と違う雰囲気があり、とても面白かった」。指導役の社員は「のみ込みが早い」と驚いた。

全8冠防衛に向け、来年1月7日には第73期ALSOK杯王将戦7番勝負が開幕する。挑戦者は振り飛車党の菅井竜也八段(31)に決まった。今春の叡王戦5番勝負では、藤井が3勝1敗で防衛したが、苦戦した。菅井の印象について「叡王戦で強さを感じた。(叡王戦と違い王将戦は)2日制ということで、違った戦いになるかと思う。開幕までの1カ月余りでしっかり準備をしたい」と意気込んだ。【松浦隆司】