立憲民主党の小沢一郎衆院議員は1日、東京都内の私邸で4年ぶりに開いた新年会であいさつし、自民党の派閥パーティーをめぐる政治資金問題について「まさに権力の思い上がりそのものだと思う」と、批判した。
同僚議員ら集まった50人以上の出席者を前に、小沢氏は、裏金疑惑も指摘される政治資金問題について「まさに長期権力は必ず腐敗するという昔からのことわざ、言い伝えがある。あり得ないような行為が公然と当たり前のように続けられてきた。本当に驚きであり、まさに権力の思い上がりそのものだと思う」と指摘。「さすがに世間からも批判が出て、自民党そのものにこのような問題が起きているにもかかわらず、党内からこれといった動きが見られない。まさに政府自民党もその活力、エネルギーを失ってしまっている。本来の政治、政治家としての責任感とはかけ離れてしまった権力の遊びの中にある」とも指摘した。
その上で「政権与党の考えられないような実態が明らかになり、国民の支持と期待は当然、野党に集まるのが本来の社会の姿、人間の心理と思うが、残念ながら(支持率を)減らしたとは言え、一定の支持が自民党にはある。我々野党といえば従来通りの低空飛行。国民の期待がまったく我々に向けられていないのが現状だ。本当にこれでいいのか」と、野党の置かれた立場に強い危機感を訴えた。
小沢氏は、自民党を離党後、立ち上げに関わった1993年の細川護熙非自民連立政権を振り返り「我々が自民党を出て細川内閣をつくり、短命で終わりましたが、そこから(2009年の)民主党内閣になるまで十数年かかっている」と、政権交代の間には十数年の期間があったとした上で「(2012年に民主党が政権を失ってから)この十数年がむだになっているわけではないが、そろそろ限界だ。野党もこのままでは、崩壊を待つのみだ」とも主張した。
今年が辰(たつ)年で、明治維新が起きた1868年も辰年だったことに触れ「今年は令和の維新を成し遂げよう」とも、呼びかけた。