将棋の藤井聡太王将(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖=21)が菅井竜也八段(31)の挑戦を受ける第73期ALSOK杯王将戦7番勝負第2局が20日、佐賀県上峰町の老舗料亭「大幸園」で始まり、午後6時すぎ、先手の藤井が51手目を封じて1日目を終えた。
シリーズ対戦成績は藤井の1勝0敗。王将3連覇を目指す藤井が連勝で8冠防衛ロードの24年初防衛に前進するか。王将初挑戦の菅井が巻き返し、タイに持ち込むか。シリーズの流れを大きく左右する一戦となる。
本格派の居飛車党の藤井と、振り飛車のスペシャリスト菅井。戦型は第1局に続き、三間に飛車を振る「三間飛車」に決まった。藤井が居飛車穴熊に固めると、菅井は美濃囲いに構えた。午前は42手まで進んだが、午後からは長考合戦。藤井が昼食休憩を挟み、1時間40分長考し、7筋から仕掛けた。菅井も1時間25分の長考返し。46手目に桂跳ねの勝負手を繰り出すと、藤井はわずか9分で対応、角上がりで返した。勝負手を読んでいたのか。形勢は藤井が優位との見方もある。2日目は21日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。【松浦隆司】