岸博幸氏「政権守るために派閥解散か」岸田首相の対応批判「ほとぼり冷めたら戻る可能性は十分」

岸博幸氏(2019年10月撮影)

元内閣官房参与の岸博幸氏(61)が21日、TBS系情報番組「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に出演した。

自民党の裏金問題に関連して、岸田文雄首相(66)が岸田派の解散を明かしてから“ドミノ倒し”現象のように安倍派、二階派が次々に派閥解散を表明したことに言及。

岸田首相が派閥解散に言及したことには違和感をぬぐえないとして「今回、岸田総理、大ばくちは打ったけれども、パフォーマンスだよな、と」と切り捨て「みなさん、意外と忘れがちなんですが、岸田総理は1カ月前、昨年12月に派閥を離脱したんですよ。派閥を離脱した方が、派閥の解散を決められるのか」「(当時は)派閥離脱、って何じゃ、ってなったんですね。そういう方が、派閥離脱しているのに解散、っていったら、なんちゃって解散」と、首相の論理破綻ぶりについて説明。「加えて、問題は(解散表明)会見のとき、記者さんから『他の派閥、どうするんですか』と質問されて『他の派閥のありようついて申し上げる立場にない』と答えたこと。ということは、全部の派閥について解消するわけではない。そもそも、あなた自民党総裁ですよね? 本気になれば、自民党の派閥全部解消できますよね?」と述べた。

岸氏は「それをやっていないということは、麻生派、茂木派と、問題の起きていない派閥への配慮をしている。検察が安倍派だけ立件しようとしていたと思っていたら、岸田派も立件。責任を問われる前に自分の(所属していた)派閥を解散する。ある意味、自分の政権を守るために派閥をとりあえず解散した」と、岸田首相の岸田派解散表明に至る時系列と首相の思惑を推測しながら解説した。

その上で、新たな問題点として「でも(解散した)派閥も、政策研究会とか名前を替えられるわけですよ。だからほとぼりが冷めたら戻る可能性は十分ある」と指摘。“ゾンビ”のように復活する可能性に触れながら、警鐘を鳴らした。