将棋のNHK杯トーナメント決勝、藤井聡太8冠(21)対佐々木勇気八段(29)戦が17日にNHK-Eテレで放送され、佐々木が169手で藤井を破り、NHK杯初優勝を達成した。
2年連続同じ顔合わせとなった決勝の戦型は両者が得意とする角換わり。終盤、大きくリードを奪われた佐々木は土壇場でうっちゃりを見せ、逆転勝利。絶対王位から白星をもぎ取った。
終局後、佐々木は「角換わりのテーマ図をぶつけたいなと思って、研究してきた」と振り返り、初優勝に「優勝できるとは思っていなかったので、本当は涙を出るくらいうれしいことだけど、いま終わった直後で、たいへん終盤戦だったこともあり、胃が痛い」と苦笑いした。
佐々木は17年7月の竜王戦決勝トーナンメト2回戦で、当時デビュー戦から29戦全勝だった藤井にプロ初黒星をつけた“藤井キラー”。藤井のNHK杯2連覇と、年間最高勝率更新の大記録を阻んだ。