【名人戦】谷川浩司・羽生善治・佐藤天彦に続け 藤井聡太名人の偉業 初挑戦初名人初防衛

第82期名人戦の前夜祭に出席した豊島将之九段(左)と藤井聡太名人(右)(撮影・沢田直人)

藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が初防衛を目指して豊島将之九段(33)の挑戦を受ける、将棋の第82期名人戦7番勝負第1局が10日午前9時からの2日制で、東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で始まった。

先手の藤井は前期、1クラス下のB級1組から初めてのA級順位戦に参加。7勝2敗で広瀬章人八段(当時)と並び、プレーオフの末に挑戦権を獲得した。渡辺明名人(当時)を4勝1敗で下し、20歳10カ月と史上最年少で名人となった。1983年(昭58)に谷川浩司現九段が21歳2カ月で獲得した最年少記録を40年ぶりに更新した。

B1からA級に初昇級した棋士が名人戦挑戦権を獲得したのは、藤井で10人目。このうち谷川と、94年羽生善治現九段、16年佐藤天彦現九段の3人は藤井同様、初挑戦で名人を獲得し、その翌年の名人戦で初防衛している。若き8冠は今期、その偉業に挑む。

持ち時間は各9時間。初日の封じ手は午後6時30分の時点で手番の側が行う。昼食休憩は両日とも正午から午後1時。2日目は午後5時から30分の夕食休憩がある。両日ともに午前10時と午後3時におやつが出される。決着は11日夜の見込み。

【動画】1秒、2秒、3秒…両者深々と長い礼 そして藤井聡太名人はいつも通りのお茶!