28日に投開票された衆院補選の東京15区をめぐり、乙武洋匡氏の応援演説中に妨害行為を受けたと主張してきた東京都大田区の荻野稔区議と、政治団体つばさの党から出馬した根本良輔氏がそれぞれ29日、X(旧ツイッター)を更新し、当該行為についてあらためて言及した。
選挙期間中から、荻野氏と根本氏がもみあう中で荻野氏が倒れる動画が拡散されていたが、選挙結果を受け、29日のテレビ報道番組で当該行為が伝えられ、SNS上でも「選挙妨害」「妨害行為」がなどのワードが飛び交った。
荻野区議は「選挙が終わり、東京15区の選挙妨害についても報道がされてますね。実際に複数陣営で選挙運動が制限される事態になっていました。表現の自由はあります。しかし妨害の自由、暴力の自由が認められているわけではありません。あのような妨害行為は厳正に対処されるべきでしょう」と主張した。
根本氏は「テレビで俺が暴行をしたという情報が流布されていますが、別角度で見てください」と呼びかけ「そもそも相手からぶつかってきてます」と主張。「それを手で払いのけた結果相手が大袈裟に転んだことがよく分かると思います」とし、「テレビの一方的な印象操作です」「荻野の言い分だけ取り上げ、俺の言い分は取り上げてません」とした。
根本氏は、つばさの党代表の黒川敦彦氏も同様に体重をかけられたとし「相手の暴行、妨害行為から始まっていることを理解してください。こちらはあくまでプラカードを掲げたり、撮影したり、言論で勝負をしているだけです。それに対して暴力を行使したのは小池側です。テレビの偏向報道に惑わされないでください」と記した。
今回の補選では、街頭演説の妨害行為が問題化。21日に行われた乙武氏の街頭演説では、同氏の陣営関係者が男に突き飛ばされ、暴行容疑で男が警視庁に現行犯逮捕され、その後、公選法の選挙自由妨害罪(容疑)で送検されていた。テレビ各局では、結果確定を受け29日の各番組で、立憲民主党の候補が街頭演説や会場の告知をとりやめる様子を伝えていた。
東京15区は立憲民主党の酒井菜摘氏が当選。乙武氏は5番手、根本氏は9候補中の最下位に敗れた。