小池百合子知事の3選出馬表明は都議会最終日6・12? 蓮舫氏への注目よそに「じらし作戦」か

都議会本会議終了後、取材に応じる小池百合子都知事(撮影・中山知子)

東京都の小池百合子知事は29日、2期目の在任中は最後となる都議会本会議で所信表明演説を行った。8年の小池都政を振り返り「大改革にまい進してきた」とアピール。

この日、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への3選出馬に何らか言及するとみられたが、一切触れなかった。一方で「今必要なのは都政の動きの加速化だ」と述べるなど、これまでの施策をベースにした都政の発展へ強い思いを口にした。一般傍聴席からヤジが飛ぶ場面もあった。

小池氏は本会議後の取材に「行政は継続してこそ力なり。まずはこの定例会にしっかり取り組むことが現職の務めだ」と強調。3選出馬は既定路線だが、小池氏サイドには「寝耳に水」(関係者)だった蓮舫氏の電撃参戦を受けて、周囲はより緻密な戦略を迫られているとみられる。

蓮舫氏が、小池氏と自民党との「接近」を厳しく批判したこともあり、自民との距離感についても調整が続いている。蓮舫氏への注目度が高い間は、現職知事として粛々と公務をこなす方針とみられ、「じらし作戦」との指摘もある。

この日開会した都議会の日程は短く6月12日まで。来週には小池氏が出席する代表質問や一般質問の機会もあるが、3選出馬の態度表明は、議会最終日の6月12日が有力視される。前回の2020年に小池氏が2期目の出馬を表明したのは、告示の6日前だった。