政治ジャーナリストの田崎史郎氏は1日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への3選出馬が見込まれる現職の小池百合子知事(71)の戦略について分析した。
小池氏は当初、5月29日の都議会開会日に出馬について何から言及するとみられたが、一切触れなかった。その後の取材の機会や同31日の定例会見でも「今は(都議会)定例会にしっかり取り組みたい」など、現職の立ち位置をアピールし続けるにとどめている。都議会直前の5月27日に蓮舫氏が電撃出馬表明したことで、蓮舫氏への注目が高い間は静観する姿勢に転じたと見る向きもある。
田崎氏は、小池氏の態度表明について「都議会最終日の6月12日以降になると思う」とした上で「とにかく蓮舫さんのつくった土俵には乗りたくない。蓮舫さんの方は、小池さんとの対決にずっとシフトしていて、それによって、自分も上がっていこうという作戦。小池さんは『その手には乗らないわよ』ということ」と指摘した。「小池さんの強みは現職であること。現職は、これまでの都知事選で1度も負けたことはない。日常的に(動向が)報じられる強みもあり、そこはお互いの戦い方は違う」とも述べた。
また、「8年でこれが小池さんの失政だというものはなかなか思いつかない。都民の間で、小池さんの失政として共有されているものはないのではないか。小池さんの(2期8年の)点数は高い点数が付くと思う」と私見を口にした。その上で「なぜ小池都政の継続ではだめなんですかということを、蓮舫さんは証明しないといけないと思う」とも述べ、「小池都政のリセット」を掲げる蓮舫氏には、その内容を具体的に説明する必要があるとの認識を示した。
小池氏が応援した候補が東京での選挙で負け続け、小池氏の影響力低下も指摘されるが、田崎氏は「小池さんの支持率がどうかというと、4月の世論調査では50%台を取っている。岸田さんの支持率は20%台。(小池氏の)トップ、指導者、リーダーとしての支持率はまだ高いと思う」と指摘した。