2日に放送されたフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)は番組冒頭、2月28日(日本時間3月1日)にホワイトハウスで行われた米ウクライナ首脳会談が、前代未聞のののしり合いで決裂した問題を報じた。
番組キャスターでワシントン支局長の経験がある同局の松山俊行・政治部長兼解説委員は「私もワシントンに9年いてホワイトハウスに何度も入りましたが、大統領がここまで相手国のトップに対して叱責(しっせき)するのは初めて見ました。記憶にないですね。ここまで激しいのは」と述べ、今回のトランプ米大統領とゼレンスキー大統領の言い合いバトルの異例さを口にした。
一方で「意外だった」として米国メディアの報道内容に言及。「もちろん、同志国に対して『おまえは勝てない』と言うのは相当ひどいことだという論調があるんですが、一方で、ゼレンスキー大統領があまりにも、アメリカが解決しようとしている部分についてまったく同調姿勢を見せなかったと。焦りを見せながら、とにかく米国に(ウクライナの)安全の保証をしてほしいということを言いたいがために、議論をふっかけた形だと」と、現地の報道内容に言及。また「あとひとつ、(会談に同席した)J・D・バンス副大統領『JD』となれなれしく呼んで、これにバンス氏がものすごく怒ったということもあり、ここが(ののしり合いの)発火点になったという意見もある。そのあたりも含めて、ゼレンスキー大統領の戦略上のミスだったのではないかという論調もアメリカでは出ている」と指摘した。
また「ワシントン・ポスト紙が『この決裂をもって、米国がウクライナへの支援を停止する検討に入った』と報じており、かなり歴史的には大きな出来事だったと思う」とも指摘した。
松山氏は、今後については「ロシアとウクライナ双方同意のもとでの停戦は、かなり遠のいたということはいえると思う。一方で、アメリカがロシア寄りの解決が早まってくる可能性はある」と分析した。