今夏の参院選比例代表に、日本維新の会からの立候補を予定していた評論家の石平氏(63)は2日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、立候補をとりやめる考えを発表した。
「数日後に公表するつもりの案件だが、ネット上ですでに情報が出回っているので自分から発表します。私石平は、日本維新の会からの参議戦出馬を取りやめることにしました」と投稿。「理由は次のポストで述べますが、ここではまず、公認政党への感謝と、出馬宣言に声援を送って下さった方々への感謝を申したげたい。本当に有難うございました!」とつづった。
続く投稿では、立候補をとりやめた理由の1つとして「ネット上で溢れた、私個人への中傷誹謗・罵詈雑言に対し、家族が動揺してパニックに陥っていることにある。家族を落ち着かせて普通の状態に戻すためには出馬を断念せざるを得ない。その際、家族は何よりも大事なのである」と説明。さらに投稿を続け「私の出馬宣言に対するネット上の批判の中に、決して『中傷誹謗』ではない健全な批判もたくさんある。帰化人1世の国政参与に対し、保守層を含めた多くの有権者が疑問・危惧の声をあげてきている。こうした切実な危惧と疑問を無視することはできない」として「出馬取りやめの上、『帰化人一世が国政に出るのは良いのか』との大問題を、もう一度深く考えていくつもりである」と記した。
石平氏は中国出身。2007年に日本国籍を取得した。保守系の論客として知られる。維新は今年2月に石平氏の参院選擁立を発表していた。3月1日に東京都内で行われた党大会では参院選の候補予定者が発表されたが、石平氏は出席していなかった。