【王将戦】対局の舞台は渋沢栄一の実家「旧渋沢邸『中の家』」 生誕の地・深谷で初開催

王将戦第5局前夜祭で対局への決意を表明する藤井聡太王将

4連覇を目指す藤井聡太王将(22)が永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける、将棋の第74期ALSOK杯王将戦7番勝負第5局が8日午前9時からの2日制で埼玉県深谷市「旧渋沢邸『中の家(なかんち)』」で始まった。先手後手は事前に決まっており、今局は永瀬が先手、藤井が後手。

深谷市役所の渋沢栄一政策推進課によると、同市でのタイトル戦の開催は初めてという。埼玉県内としても、王将戦では2015年(平27)2月の第4局をさいたま市「ロイヤルパインズホテル浦和」で開催(渡辺明王将対郷田真隆九段で郷田の勝ち)して以来10年ぶりとなる。かつては95年の名人戦第5局を所沢市の中国割烹旅館「掬水亭(きくすいてい)」で開催し、当時の羽生善治名人が森下卓現九段を下して、名人初防衛を果たした例がある。

21年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で主人公となり、昨年発行の新1万円札の肖像となった渋沢栄一生誕の地、しかもその実家で、最も熱い将棋の対局が行われる。