吉村洋文知事、万博大屋根リングは「一部でも残したい」「すげえよな、とぜひ体験を」

吉村洋文知事(2024年4月撮影)

日本維新の会代表を務める大阪府の吉村洋文知事は8日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に生出演し、4月13日に開幕する大阪・関西万博で披露される「大屋根リング」について「何らか、レガシーとして一部でも残したい」と述べた。

万博会場からの生中継で、ヘルメット姿で登場した吉村氏は、スタジオの中谷しのぶキャスターに、万博後の大屋根リングの扱いについて問われると「今、街づくりプランを作っているが、ぼくは一部を残せないかなということで考えています」と主張。「みなさん体験してもらったら分かるんですが、めちゃくちゃ、すごいおもしろいものが、立派なものができています。何らかレガシーとして、一部でも残していけないかなと思って、今、街づくりの計画を立てている最中」と述べた。

大屋根リングをめぐっては、7日の参院予算委員会で大阪が地元の自民党の松川るい議員が「大変残念なのが、今のところ大屋根リングが万博の半年後に解体予定らしいということ。いろいろ課題はあると思うが、世界最大の木造建築物で、ギネスブックにも登録した。レガシーとして、ぜひ全体をそのまま残すよう検討していただきたい」として、すべて残すよう石破茂首相らに要請するひと幕があった。

中谷キャスターがこのやりとりを念頭に「すべて残すのも選択肢なんでしょうか」と問うと、吉村氏は「すべて残すとなると、維持費や課題がたくさんある。これは結論が出るわけではない」と慎重に答えた上で「みなさんがこのリングを体験してもらったら、これを残してほしいという声が大きくなるのは、ぼくは政治家として肌で感じている」と応じた。「いかにレガシーとして残していけるか。でも現実の問題もある。維持費をどうするの?街づくりをどうするの?というものある。クリア、する形で、万博のレガシーとか思い出や体験を広げて残して行ければと思っています」と述べた。

残し方の具体案については「今年の夏に最後の街づくりプランをつくるので、今年の夏くらいには決定すると思います」と述べるにとどめた。

万博をめぐっては、前売りチケットの販売不振も指摘されている。吉村氏は「あと1カ月で開幕。いままで大変なこともありましたが、僕自身、ワクワクしている」とし上で「こんな未来社会があるんだ、こんな体験ができるんだ、こんな海外のパビリオンがあるんだ、リングってすげえよなということを、ぜひみなさんに体験していただきたい」とアピールした。