“ののしりあい”決裂の米ウ会談、開始前にあった兆候 ゼレンスキー氏の作戦?山田敏弘氏が指摘

国際ジャーナリストの山田敏弘氏(2020年8月20日撮影)

東野幸治(57)が進行するABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分=関西ローカル)が8日、放送され、前代未聞“ののしりあい”決裂になった米ウクライナ首脳会談を取り上げた。

トランプ大統領と、ゼレンスキー大統領は、2月28日(日本時間3月1日)に、ホワイトハウスで会談したが、激しい口論の末、鉱物支援協定など、交渉は決裂した。

番組では「ウクライナ トランプ大統領、軍事支援停止 強硬措置で早期停戦?」などとのテロップを掲示し、詳報。ゲスト出演していた柏木由紀も、あぜんとした表情で「あんな(言葉が)食い気味に、言い合ってるの見たことない…」と率直な感想を漏らした。

これに、直近まで米国で取材していた国際ジャーナリスト山田敏弘氏は「ゼレンスキー大統領は、(決裂の)後に手紙で『署名の用意ある』と送っている」とし、ウクライナ側“歩み寄り”の可能性に言及した。

では、なぜ“ののしりあい”会談に発展したのか-。山田氏は「兆候があった」とし、説明した。

「トランプ大統領がゼレンスキー大統領を握手で迎えた際、彼が言ったのは『あれ? 今日は、めかしこんできたな』だったんですよ。なぜかと言うと、この日は、トランプさんは大きな発表をするつもりで、事前に(ゼレンスキー大統領に)『スーツを着てこい、ちゃんと』と。にもかかわらず、この、いつもの服で現れてるんですね」

顔を合わせた時点ですでに、トランプ氏は不信感、不快感を抱いていたと指摘した。さらに、山田氏によると、ゼレンスキー氏がトランプ氏に会う直前に会談したグループから「トランプさんを怒らせるなよ」と、クギを刺されていたという。

「(トランプ氏に)会う前から、すでに『何かやってやろう』という空気はあったんですね。(決裂は)アメリカが仕掛けた? との見方もありますが、僕はおそらく、ゼレンスキーさんが仕掛けたんじゃないかと。国内向けに、アピールをしたかったんじゃないかな」と推測していた。