杉田水脈氏の参院選公認撤回要求、石破首相応じず「最終的には選挙で有権者に判断いただく事柄」

自民党大会で比例代表の候補予定者として紹介された杉田水脈氏(左)。右は石破茂首相(2025年3月撮影)

12日の参院本会議で、自民党が今夏の参院選比例代表に元衆院議員の杉田水脈氏(57)の公認を決めたことについて、立憲民主党の議員が石破茂首相に「撤回すべき」と求める場面があった。石破首相はこれに対し「公認の評価は、最終的には選挙で有権者に判断をいただくべき事柄」と反論し、要求に応じなかった。

質問したのは、北海道選挙区選出の勝部賢志議員。

勝部氏は、「自民党は杉田水脈元衆院議員を参院比例区の公認候補として決定しました。先の衆院選では、裏金議員であったこともあり公認が認められませんでしたが、なぜ今回は公認が決まったのか」と指摘。また、杉田氏が、アイヌ民族などへの差別的言動をめぐり、法務当局から人権侵犯と認定された経緯に触れながら「そのような人物の公認は、すべての北海道民への侮蔑であり、断固として抗議します。党総裁として撤回するよう決断を求めます」と迫った。

これに対し、石破首相は「(杉田氏の公認は)本人の申請に基づき、自民党の選挙対策委員会による必要な審査をへて、党の選挙対策本部で決定したものだ」と主張。「個別の審査決定の経緯については、党の内部運営にかかわることであり、お答えは差し控えます」とした上で「公認の評価については、最終的には選挙において有権者のみなさまに判断を頂くべき事柄である」と述べ、参院選で有権者の判断をあおぐ考えを示した。

石破首相の答弁に対しては、多くの批判のやじが飛び交った。