脳科学者の中野信子氏は14日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演し、前日明らかになった石破茂首相による新人議員への商品券配布問題について、独自の観点で分析した。
石破首相は13日、今月3日に首相公邸で開かれた自民党新人議員15人との会食前に、「手みやげ」として1人10万円分の商品券を渡していたことを認めた。自身の指示だとした上で、会食のみやげ代わりや家族へのねぎらいなどの観点から「私自身の私費、ポケットマネーで用意した」と述べ、政治活動には当たらないと主張。そのため政治資金規正法や公職選挙法に「抵触するものではない」とべ、法には抵触しないとの認識を強調した。
番組ではこの問題について詳しく報じた。MCの大下容子アナウンサーに見解を問われた中野氏は「このタイミングで、だれがリークしたんだろうなというのは、ちょっと気になっちゃう」と、問題が表面化した背景を指摘。「石破総理では(今後の選挙を)戦えないと思っているだれかがやったのか、それともどなたか、次を見すえておられる方が仕掛けたのか…。明らかにならないかもしれないが(問題が公になった背景を)深掘りができたらと思う」と踏み込んだ。
石破首相に対しては12日に行われた党参院議員総会で、旧安倍派に所属していた西田昌司参院議員(66)が、高額療養費制度の唐突な方針転換などに批判が強まっている現状を踏まえ「今のままでは参院選を戦えない」として、首相退陣を要求、「(石破首相に対する)国民の審判は(昨年の衆院選で)もう出ている。その方がまた参院選の(党の)看板になるのは、あり得ない」「総裁にふさわしい人をもう1度、選び直す手続きをしてほしい」と訴えるなど、自民党内からも石破首相の政治手法に疑問の声が上がっている。