石破茂首相は14日の参院予算委員会で、今月3日に首相公邸で行った新人議員との会食懇談前に1人10万円の商品券を配布していた問題をめぐり、費用として官房機密費を充てたのではないかとの指摘を、否定した。また、商品券以外に当日の会食にかかった1人当たりの料金は、1万5000円だったことを明かした
立憲民主党の森本真治議員の質問に答えた。
森本氏は、当日の公邸での会食代や商品券代に、領収書のいらない官房機密費が充てられたのではないかと指摘。林芳正官房長官が同日午前の参院本会議で答弁をしなかったとして、首相の見解をただした。
これに対し、石破首相は「私費で行っております」とした上で「議員を40年近くやると、それなりに自由に使えるお金はございます。官房機密費ではない」と否定。「歳費など積み重ねているものもあるし、亡くなった親の遺産というんでしょうか、そういうものもある。それ等々でご用意させていただいている」と述べた。
官房機密費は「国の事務又は事業を円滑かつ効果的に遂行するため、当面の任務と状況に応じその都度の判断で最も適当と認められる方法により機動的に使用する経費」と定められたもの。官房長官の判断で支出され、支出の際の領収書は必要ないことから、野党の批判の対象となることが多い。