【叡王戦】伊藤匠叡王「はっきりと悪い手」初防衛がかかるタイトル戦で黒星発進

叡王戦5番勝負第1局に臨んだ伊藤匠叡王(日本将棋連盟提供)

将棋の伊藤匠(たくみ)叡王(22)に斎藤慎太郎八段(31)が挑戦する第10期叡王戦五番勝負第1局が3日、愛知県名古屋市の「神楽家」で行われ、後手の斎藤が伊藤を110手で破り、先勝した。前期、藤井から初めてタイトルを奪った伊藤は初防衛へ黒星発進となった。

先手後手を決める振り駒は歩が3枚出て、伊藤の先手となった。戦型は相掛かりに進んだ。両者とも持ち時間4時間を使い切り、1分将棋に突入。熱戦の末、斎藤が終盤に抜け出した。

終局後、伊藤は「1分将棋になり、はっきりと悪い手が出てしまった」と悔やんだ。

将棋界にはタイトルを取って防衛して一人前という言葉がある。

19日に石川県加賀市「アパリゾート佳水郷」で行われる第2局は、真価が問われる大一番となる。伊藤は「苦しいスタートになってしまったが、切り替えて準備をして臨みたい」と話した。