【名人戦】先手永瀬拓矢九段、飛車先の歩を突きスタート 藤井聡太名人はいつもの「初手お茶」

今期の名人戦で3連覇を目指す藤井聡太名人

令和のゴールデンカードが始まる。3連覇を目指す藤井聡太名人(竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける、将棋の第83期名人戦7番勝負第1局が9日午前9時からの2日制で東京都文京区にある「ホテル椿山荘東京」でスタートした。先手後手を決める振り駒は、振り直しの後、と金が3枚出て永瀬が先手、藤井が後手と決まった。

立会人の島朗九段が対局開始を告げると、永瀬は右横に顔を向けて記録係、続けて右斜め前の立会人へと目をやり、飛車先の歩を突いた。

対する藤井はいつものように「初手お茶」。次いでハンカチで両手をふき、しばらく盤を見つめた後、視線を右の方に向けてやはり飛車先の歩を突いた。

両対局者は過去30戦して藤井の22勝8敗。今年1~3月の王将戦では初めて2日制7番勝負で激突した。4勝1敗で藤井が防衛して4連覇を達成した。決着となった第5局(3月8、9日、埼玉県深谷市)では、藤井が後手で初めて2手目に角道を開けた。これまで飛車先の歩を突いていたが、「シン・ソウタ」で新境地を切り開いた。今回は定番となったが、今後の対局で再度、角道を開けるシーンが見られるかもしれない。

持ち時間は各9時間。初日の封じ手は午後6時30分の時点で手番の側が行う。昼食休憩は両日とも正午から午後1時。2日目は午後5時から30分の夕食休憩がある。両日ともに午前10時と午後3時におやつが出される。決着は10日夜の見込み。

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